運動不足から骨盤のゆがみ
骨盤のゆがみと運動不足にはどのような関係があるのでしょうか。
骨盤は三つの骨が仙腸関節というところでつながって出来ています。
仙腸関節という関節は数ミリしか動くことがないのですが、この数ミリの動きが、歩いたり、しゃがんだりの基本の動作を支えています。
この仙腸関節は、日常の癖などが原因でずれてしまい、そのままの状態で固まってしまいます。
それが、骨盤の歪みなのです。
交通機関の発達や生活スタイルの変化で、歩いたり、しゃがんだりといった機会が少なくなっています。
そのため、仙腸関節があまり動きません。
仙腸関節が動かないとその周りの筋肉が硬直してしまい、最後には癒着してしまいます。それが下半身太りの原因になってしまいます。
しっかり歩く人は、骨盤が歪みにくい
骨盤矯正だけでなく、運動不足を解消することも、骨盤のゆがみには大切なのです。
筋力の低下は老化によっても起こります。これからも骨盤の歪みの原因となります。
老化だけは、だれにも避けられないものと諦めてしまいがちですが、改善策はあります。若いときと同じように運動するのは無理としても、日常のちょっとした工夫で骨盤の歪みを治すことができます。これは決して難しいものではありません。
体は、たとえ骨の位置がずれてしまっても、自ら正しい字に戻そうとします。筋肉が固くなって緊張してしまうとそ、れがうまくいかなくなります。まず全身の緊張を解きほぐすだけでも効果は期待できます。